狂った愛を捧げましょう。それはきっと綺麗じゃない、それでもその愛は心地いいものになるのだろう。狂わしい程の愛を…。極道/双子/若頭…etc

真っ赤に染まった、純白だったはずのシーツ


そこに横たわるのは、白い肌を赤に染めた女


目を閉じてシーツに包まれた姿は


血の色さえ無ければ


どこかのお伽噺のお姫様のようだった。






心はもう悲鳴をあげ続けていて

それに気付かないフリをするので精一杯。


そんな時に、逃げることが出来ると聞いて

逃げない人は居ないでしょう?


だから、私は逃げた。もう、耐えきれないから…




白き肌を赤き血で染めようとも、逃げ続けよう。

自分の足で、自分自身を守るために…



さぁ、逃げ切れた?