NOEL
比喩表現がイイ族もの
暴走族ものなので、最初は"またか"なんて思っちゃいましたが(苦笑)
文章が落ち着いてて、作者さまのアイデンティティを放った作品だと思います。
最初から、比喩での表現が、あまりありふれてなく、けれど十分な表現力をしており、
一瞬で引き込まれてしまいました。
また、ひとつひとつの文体が丁寧で、特に人の見た目がきちんと書かれており、
ストーリー舞台の想像がしやすかったです。
会話文は、一見、淡々としているのにギャグ的要素が込められていて楽しめる。
また、族との出会いが学校外、しかも学校の族とは別。
なんてアイディアも、楽しめる、けどわかりやすい要素ですね。
前作とリンクしているようで……。
私は残念ながら前作を読んでませんが、前作を読まなくても理解できたので
そんな書き方にも尊敬します。
ぜひ、続きが読んでみたくなるものでした。
頑張ってください。