君としか見えない未来。

作者れいか

小さい頃から兄妹として育てられてきた二人。でも血なんか繋がってなくて、両親の再婚による“義理”の関係だった。二人は惹かれ合うけれど…―――

好きだって。

何回君に伝えただろう。



心のなかで叫んだ愛は、君に届くことはきっと一生ない。





結ばれたい、なんて。

ずっと一緒にいたい、なんて。



そんな無謀なことは思わない、願わないから…―――







ただ、好きでいさせてください。






「私には……」「俺には……」



君との未来しか見えない。