あたたかい短編
少ないページ数の中にオリジナルの世界がぎゅっと詰まっていて関心しました。

人間ではないもの同士の恋愛物語という難しい設定で、
プロローグから起承転結までがしっかり24ページに組み込まれた作品です。


個人的には、
アガペーという単語の入ったタイトルにまず惹かれましたが
読み始め冒頭でその意味を知ることができ、
そこから始まる天使と悪魔(吸血鬼)の物語に違和感を感じず、
むしろ「どういう風に完結するのだろう」ととても惹かれました。

ストーリー自体も始めは2人の接点が分からず興味をそそられましたが、
最後にはとても胸にキュンとくる素敵な終わり方でした。

短編で読者の心をつかむ書き方がとてもお上手で見習いたいです(笑)


今後の執筆も頑張ってください。