偶にはいいでしょ?

作者氷菓子


ちょこっと設定

銀土で付き合ってる。土方は原作と全然性格違う。非番の日はぼんやりしている。実は甘い物好き(土方が)



今日は1月24日

今日は非番だ。久しぶりの。

とは言っても、元々仕事人間な俺。折角の休みでも何をすればいいのかいまいちわからない。特にすることもないからなんとなく万事屋に行った。

ピンポーンとインターフォンを鳴らすと、暫くしてから銀時が出てきた


「よ、万事屋」


笑って言ってやった。すると、銀時はちょっと驚いたような顔をしたけど直ぐにいつもの締りのない顔に戻る


「やほー。土方くん。久しぶりだね」


銀時も笑って言ってくれた


「年末に会ったのが最後か?たしか」

「…かーっ!今日何日かわかるー?」


不機嫌そうな顔で言った。そりゃそうだよな。なんてったって約一ヶ月。全く会わなかったんだから


「1月の24日よ!?約一ヶ月!その間銀さんは我慢したさ!土方くんが仕事で忙しいと思って!………ほんとに仕事?」


疑われた。疑われるのは悲しいが疑われても仕方ない。長い間、連絡もしなかったから。でも、仕事なのは事実


「とにかく量が多くてよ…近藤さんはストーカーするわ総悟はモノ壊すわザキはミントンするわでさ、簡単なもんばっかだったけど………でも、わりぃ……」


連絡ぐらいはすればよかった、そう思う。でも、自分の性格じゃ出来なかった。かけようとしてもどうしても発信ボタンが押せなかった

ちらっと銀時を見たら困ったように笑っていた


「……いいよ、別に。電話できなかったんだろ?恥ずかしくて」


ドキッとした。だって図星だから。恥ずかしくて出来なかったんだ。声とか聞きたかったけど


「かーわいいなー、土方くんは」


まるで、語尾にハートがつきそうな感じに言ってきた。


「はぁ?可愛いとか言うな…」


恥ずかしくなってうつむく。絶対銀時の顔なんか見るもんか。絶対、にやけてるから。


雰囲気で銀時が笑ったのがわかった

「なぁなぁ、土方くん。お茶でも飲んでかない?非番だからいいだろ?」


そうだ。今日は非番なんだ。ゆっくりしてもいいだろう




「ロイヤルミルクティー、あんだろうな。ショートケーキ付きのやつな」


ふいっと顔をあげて銀時の顔を見る。俺の好きな笑い方。ふんわりと笑う感じ。1番、安心する笑顔


「なんでもあるさ」 


がらっと玄関を開けて俺をいてれくれた