育てた種を捨てて、今までの世界に別れを告げる。
人と交わることが苦手なら、避けてしまえと決め付けた。
苦手を克服することなく、育て続けてきた。
今更、人と関われないことに後悔はない。
一線が引かれた向こうの世界に飛び込むことほど、恐ろしいことはないのだから。