昔々、あるところに絶世の美女と4匹の野獣がいました。
4匹の野獣は美女に恋をし、自分たちの姫にしました。
―そこから始まる新しい美女と4匹の野獣の物語。

   お前が本当に好きなのは

            僕だけだよね?


     ―分からない。


 ブラウンの髪を揺らしながら切なげに聞いてくる君に。


   お前の特別は俺って、、、

            信じてるから。


     ―信じないで。


 赤い瞳で、燃えそうになるくらい見つめてくれる君に。


   俺だけしか見れねー日

           絶対に来るからな!


     ―そんな日、永遠に、来ないっっ


 金髪のくせに、一途に想ってくれた君に。


   俺様のそばにいればいい。

           これからも。


     ―今だけわ。


 暗い闇の中に君臨する俺様な君に。





    私はいくつもの嘘をついた・・・。