私の半生には、あなたが生きていて

作者百合子

彼はこの言葉が好きだと言った。

私が大嫌いだった大嫌いな先生の言葉。


『愛は辛抱強く,また親切です。

愛はねたまず,自慢せず,思い上がらず,みだりな振る舞いをせず,

自分の利を求めず,刺激されてもいら立ちません。


傷つけられてもそれを根に持たず,不義を歓ばないで,

真実なことと共に歓びます。すべての事に耐え,

すべての事を信じ,すべての事を希望し,すべての事を忍耐します』


彼に出会えて変われた愛の物語。