焦がれる藍色の夢

作者碧みどり

夢を諦めた社会人女子と夢追う大学生男子のお話。世の中好きな気持ちだけじゃ生きていけない。藍色は私には眩しすぎたの。



社会人3年目の春

久しぶりに会った高校の同級生



「…もしかして白石?俺のこと覚えてる?」


彼は今も藍色に輝いていた






諦めてばかりの私にとって



「特別頭がいいわけでも特技があるわけでもないから、

好きなことにくらいは胸張れるようにしてたいんだよ」



君は夜空のような存在だった






【公開】