僕こと、林タクヤにはかけがえのない女性がいる、それは僕の妻だ……。僕は彼女の全てを知っていたそれも、その筈である、僕は彼女のストーカーだったのだから
――今日こそは、今日こそは、絶対に言うんだ
僕こと、林タクヤにはかけがえのない女性がいる
それは僕の妻だ……
彼女の名は林(旧姓:木村)ユミ。
美人で気立てが良く、人一倍優しい。
僕にはもったいない女性だ。
僕は彼女の全てを知っていた。
それも、その筈である。
僕はかつて彼女のストーカーだったのだから。