ゆあ

一読するべき
それくらい感動したのだ。

なかなかない設定の上、そこから構成されていくストーリーは素晴らしい。

前半はファンタジーの要素はあまりなく、飽きてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、そこでやめては後悔します。
これは言い切れる事です。

ここからネタバレ要素を含むあらすじを少し書いていこうと思います。
本編を新鮮な気持ちで読みたいという方はお戻りください。


小さな頃、主人公・雪花は2人の兄弟と出会う。
兄の天青と弟の銀星。似てはいないが強い絆がある兄弟。

――数年後、この2人は雪花の前から姿を消す。
なぜか、関わった人間の記憶を消して―――。
だが、雪花だけは消えなかった。そして雪花は約束していたのだ。『いなくなっても探しにいく。』と―――。


魔法や海賊、差別や争い。様々な要素がたっぷり入ったこの小説。
本格派とはこの小説にこそ似合う言葉であろう。