真面目な警察官の智貴は、ある夜、白い肌が印象的な女の子に出会う。自分のことを「シロ」と名乗る彼女を放っておけず、“一晩だけ”という約束で、家に泊めるが……。
君はとても白かった。
手も、肌も、心さえも、
白くて、儚くて、美しくて。
だから、触れたくなった。
抱き締めたくなった。
だけど、君の心は、
触れた瞬間に、雪のように
消えていってしまう。
ねえ、
君の瞳には、今、
何が映っていますか……?