福沢 御崎

嗚呼、素晴らしい
.


 題名の通り、明るい童話ではない。
 Happy end の綺麗な童話ではない。

 しかし、これが童話の真の姿だと、
 私は思う。
 事実、シンデレラ何かは良い例だ。

 人間の心理をよく生かし、考えさせら
 れる物語だと私は思う。

 美しくも哀れで、
 醜くも鮮やかで、

 見る者を魅了する、そんな童話。

 一番胸打たれたのは一だが、
 三の、 「マフィン」 には、思わず涙
 してしまった。

 私なら素直に言えるだろうか、
 死にたくなくて、難しい食べ物ばかり
 を考えてしまうかも知れない。

 誰しも、最期には必ず善となる。
 それが描かれているような気もした。

 前に書かれたレビューと被りますが、

 一言で例えると、

 “ブラックユーモア”

 気になったのなら、是非読んで欲しい。