闇の中を、ただがむしゃらに生きるあたしを助けてくれたのは、

"闇の覇者"

もっともっと、あたしを求めて――――…

夜の街 繁華街

キラキラと輝くネオン、綺麗なドレスやスーツの男女

怖面のスーツの男達



そんな街を無表情で歩く女を、街の男女は軽蔑の目で見ている




「ほら、あれが淫乱女の小日向 優愛」


「綺麗だね?」


「外見はね?ただぁ、中身が超ブス!」



そんな言葉に表情を変えることなく、ただ真っ直ぐ歩く女に、女達は悔しそうにする


女はただ軽蔑の目で。

男は軽蔑と欲の目で。




小日向 優愛 コヒナタユア


長い艷やかな黒髪、白い肌

程良く細い手足

細いが少し小さめの綺麗な手、長い足は艶めかしい


小さな顔と、整った眉や鼻

冷めた印象をあたえるスッとした漆黒の瞳は潤み、

形の良い少しふっくらとしたほんのり赤い唇


雰囲気までもが色っぽく、冷めている






そして、






「きゃああっ!桐生さんっ!」


「相手してくださいっ!!」


「桐生さん…!?」



「マジかよ、珍しくねぇ?」


「だよな?誰か下手うったんじゃね?」


「ばかだよなぁ?つーか、マジでかっこ良いなっ!」


「けどやっぱこえーよ」



女は欲と恐怖を。

男は憧れと怯えを。



それに表情を全く変えない男




桐生 志虎 キリュウシトラ


漆黒の髪、切れ長の漆黒の瞳は"無"

180程の高身長に長い足、少し細いがガッチリとした体


整った眉や鼻、形の良い薄い唇は色っぽいが、

決して表情は変わらない。


纏う雰囲気は誰も近づけさせないような、冷たい氷





そんな二人が交われば、どうなる―――?





「志虎、唐揚げ食べたい」


「優愛食いたい」


「唐揚げ食べよ?」


「優愛、うまそう」


「話し聞けこら ちょっ、いたっ!噛むなばかっ!」




……獣の氷は溶けるらしい。






10000人突破!

ありがとうございます!



まゆ様。み。様

レビューありがとうございます!!




人物が増えてきたので、キャラブック?を書かせていただきました。

よろしければ読んでみてください(^^)