あいか
こんなに幸せじゃない小説はない
って、本気で思ってました。
...437ページまでは。
この作品が書かれた頃にこんな物語、異色すぎて受け入れられたのかなって、思いました。
あの頃、不良物の王道小説というものは溢れかえってましたね。
その中でこの作品はいい意味で読者の期待に応えて、裏切ってくれました。
私はこの終わり方を望んでいた方なので、皆様の反応は分かりませんが、面白かったです。最高でした。
みんながみんな幸せになるだけの物語なんて、面白くない!
胸にチクリと残る痛み。
そんな小説。
読者を選ぶと思います。しかし私は読むことをお勧めします。