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「夢中」ですもの
前作『傍若無人』で「繊細に潜む激しさ」を見せてくれた玖妙さんの、五周年を飾る、オリジナルとしては第五弾となる詩集です。

 綴られる言葉は円熟と色気に満ち、読む者の耳元を、視界を、そして心を愛撫するように距離を詰めてきます。
「そんな所を…そんな風に責められたら」と、場違いな言葉が出てしまうほどの(笑)意外性や工夫に酔わされ、もう離れられなくなる。

 玖妙さんに出会えたこと、親しくなれたこと、師事できることに改めて感謝の思いを強くし、詩人としての玖妙さんの「夢中」がいつまでも続きますようにと願う、そんな作品集なのです。