瞬花集到

思わず溜め息 次から次へと溢れる言葉が 胸の奥に じんわりと染みて、思わず溜め息が出ました。 静かに、でも着実に心の中に広がっていく…… 日本語とは、これほどにまで美しい言葉なのかと鳥肌が立ちました。 素敵な作品をありがとうございました。

福子

2008年8月6日

有限の美 日本語は、『漢字、片仮名、平仮名』の、３種類の文字を巧みに操る言語。 この多彩な組み合わせが、他の言語にはない、独特の美しさと力を持つのです。 そして、限られた音の中に、無限の言霊を余すところなく納めていく。 これが、有限の美なのでしょう。 言葉は、制限があればあるほど、意味を求め、燃え上がり、高める事ができるもの。 最近では、なかなか出会う事のできない、言葉の美。 星５個では、この美を表す事はできないでしょう。

美しい定型詩 定型詩としてのレベルはかなりの高さです。 最近はiらんどで詩も歌詞・自由詩が主流となっているようで、こういった落ち着いた定型詩はなかなか見つけられません。 そして着眼点も通常の定型詩と比べると特異と言えましょう、いい意味で。 ただ情景や心情を文章の中に並べていくだけではなく、自分の中で全てを整理して、まるで書き手の心の中に入っていくような感触がある定型詩。 文句なしに五つ星です。