春を売る母、客の男性に過酷な虐待を受け続けた15歳の百合は、辛うじて卒業した中学の後、アルバイトを転々とする、纏まった金が稼げない彼女に痺れを切らした母が、彼女に体を売るように強要する。必死の抵抗に、転がるように家を出ることに成功した。
奇跡的に与えられていた保険証と僅かな小銭のみを所持し、途方に暮れ、路地裏に縮こまっていた百合に、声が掛かった。
この出来事が彼女の人生を良くも悪くも左右させる出来事になる。
見た目不良の売れっ子作家×不幸少女
スパダリの彼の裏に見え隠れする、大きな傷跡に、それでも愛した彼に不器用ながら、全力で愛を注ぐ。