病気で色が見えなくなった少女は父親の病院で引きこもっていた。ある日出会った少年は、そんな少女に色を与えた。恋に落ち、別れを知り、強くなるんだ。
出会いは必然であった。
そして別れは…儚いものだった。
あなたから告げられた『さよなら』は別れてから気がついた。
あなたが私の前から消えてしまった。
その時初めて知った、別れ。
別れは悲しい。
別れは寂しい。
別れはあなたがいなくなること。
人は脆く、儚い。
そして何より、強い。