和真
共依存
メンヘラで自傷癖のある恵海とタバコ、ギャンブルに依存しているヤス。
ACにしろ他の病気にしろ、ヤスは恵海の病気を知ろうともしません。恵海が怪しいと思えばプライバシーも考えずに勝手に相手のものを見てしまいます。腹が立てば家を出ていってしまいます。そして恵海もヤスに愛されたいとそればかり望んで様々な方法で気を引きます。お互いにすごく自分勝手で自分のことしか考えていません。
しかしヤスは次第にお互いに依存しあって傷つけあってこれが愛なのか、愛していると言えるのかと自問するようになります。そして愛してなかったのではと気づいた瞬間、別れることを決意します。
私もこれを読んで依存と恋愛は境界線が曖昧だなぁと思いました。好きだから付き合っているなのかただいないと寂しいから付き合っているのか、自分でも分からなくなることがよくあります。
そんな誰もが感じたことのある悩みを描いた作品だと思います。