みふう

一番最初にいとしい人を。
心理描写が丁寧に書かれた作品で、更新のたびに、ひとつひとつのセリフに胸がギュッと痛みました。

主人公である日菜の境遇が、悲しすぎて早く幸せをと願ってきましたが。

一番、悲しく辛い想いを、抱えていたのは、日菜を近くで見守ってきた蒼ちゃんなのかもしれません。


海老名君を初め、他の登場人物もすごく魅力的でした。

終盤は終わって欲しくないって気持ちと、結末を知りたいって気持ち半々で読んでいましたが、ラストまで読み切って、清々しい想いでいっぱいです。

母親のことも含め、二人にはこれからもいろんな試練が待ち受けているかもしれませんが、どうか手と手を取り合って、幸せな未来を築いていって欲しいなって思います。