高岡 みる
壊れるほどの愛
本当に壊れてしまいそうでした。
家庭の事情で異母兄弟と一緒に暮らすことになった日菜。
彼女の心の支えは、何も知らなかった子供頃の幸せな記憶と二人だけの秘密の呪文。
高校生になり異性として意識するのはお互いだけじゃなく……
複雑な大人の事情と母親の異常なほどの執着。
そして、日菜に起こる悲しい出来事。
心理描写は秀逸です。
何より、作者様が描く男子が非常に心憎い!
今回も心を鷲掴みにされました。
先が読めない展開にドキドキしつつ、最後は温かい気持ちになりました。
素敵な純愛。おススメです。