2007年8月【完結】
- 最終更新日
- 2008/06/16
- 作品公開日
- 2007/06/27
- ページ数
- 完結 214ページ
- 文字数
- 24,487文字
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作品コメント
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- ノエル
面白いですが 完全なネタバレです。未読の方は当レビューを読まないで下さい。 これから読む人への参考にするためではなく、作者様へ書いています。 未読の方は「絶対」このレビューを読まないで下さい。 それでは。3.7点、端数は切り捨てます。 設定はとても面白い(というには不謹慎ですが)です。 分かりやすくかつ緊迫感溢れる展開も、スピーディですらすら読めましたし時間を忘れました。 文章も簡潔で読みやすいです。 人物設定も、短い登場ページの中でうまく特徴付されていたと思います。 しかし、落ちが弱いです。 最終章で暴かれた真実は二つ、選択が行われる理由とモニターがLv4の被験者にされると言う事実。 どちらも弱いです。 特に選択の理由は到底納得出来ません。 彼らに選択させて何が分かるのか、逆に伺いたい。 ここは物語の重要な部分ですから、是非納得させていただきたかった。 惜しい作品です。 次回作も期待しています。 頑張って下さい。 PS-P202、一部人物名が間違っていると思われる箇所があります。ご確認下さい。(北村と書かれているがおそらく加藤)
- MARI
感動と恐怖感 選択されない恐怖感、 我先にと生きたい気持ち そして 愛 この3つがすごく感じました! 「自分はどぅなってもいい、だから相手を選びなさい。」 たびたびそぅ言う人がいました。 そこにすごく感動しました。 こんなことが現実に起こらないといいですね。
- 錬徒利広
素晴らしい!! ソリッドシュチュエーションスリラーで私が衝撃を受けたのは映画「HOLE」以来のことである。 設定が抜群に面白い。 ラストで語られる真相よりも、私はこの物語のシナリオに強く惹かれた。 運命の二者択一。暗い部屋の中で目覚める人々。巨大なモニター、スピーカー。 いや、そういったシナリオだけでなく、書き手がそういった設定を自分のものにして使いこなせているからこそ、この物語は面白い。ケータイ小説として読むにしても充実している。 これをもう少し文学的にしても、崩した書き方にしても、この面白さは得られないのだと思う。 そして、登場人物が死んでいく様の書き方や感情描写も、全てがギリギリのラインで食い止めてあり、作品の主題を際立てている。 ページ数は多いが、一気に読める作品だった。 しかしながら「人情」を垣間見せてくれる、クールな逸品である。