涼音

泣きました
事故が起きるまでの緊迫感、臨場感がとても上手く、読み進めていくのがつらかったです。

不慮の事故で、永遠に別れてしまうことになってしまったチーとボゥ。あんなにも愛し合っているのに、神様は残酷すぎる。そう思いました。

けれど、こんなにも悲しいお話なのに、読後は温かい気持ちになれます。
チーの語りに、涙が止まらず、でもすごく清らかな気持ちになりました。
亡くなってしまった人のことはわからないけれど、残された人は、その人のためにも、毎日を生きていかなければいけないんだと思いました。
どうか、ボゥが幸せになりますように。そう願わずにはいられませんでした。
大丈夫。きっとチーは、そばで見守ってくれていると思いますから。