灰と皿【完結】SS執筆中

作者露輝

喫煙所。燃え尽きた先で、あなたに会う。


──わかれよう



自分から告げたのに。

私は握りしめた手をポケットに隠した。

自分の心も、気持ちも。

全て、ポケットに隠した。


そうして、人の温もりを求めて春を売る私に。





「そもそも早朝の綺麗な空気の中で言うセリフじゃない」


「朝だろうが昼だろうが空気なんて変わんねぇよ。そもそもタバコ吸ってたら空気がどうとか関係ねぇだろ」


「デリカシーだけじゃなくて情緒もないんだね」




私は今日も、春を売る。


そして今日も、喫煙所。

燃え尽きた先で、あなたに会う。








※過激な性的、暴力的、流血、自殺等表現があります。

苦手な方はご遠慮ください。

また、それらを推奨するものではありません。

ご理解の方、よろしくお願い致します。


※喫煙は20歳を超えてから吸いましょう。

推奨はしておりません。


※王道目指したのに失敗してます。


※こちらの作品はカクヨムにて移行しない予定です。