何の関係もない。でもいつも会う。いや、会いにくる男。私を監禁する男は、名乗りもせず、私の名を聞くこともない。全てを捨てようとして拾われた女の話。(加筆、修正中)





ーーーーゆらゆら、ゆらゆら







ただ、ぼーっとその煙を見つめる。



これが毎日。

変わらない、毎日。



ゆっくり振り返る男の名すら、

私は知らない。



私の名を、

この男は、知らない。




恋人、親友、友達、他人、見知らぬ人、

セフレ、ソフレ。


そのどれでもない関係の私と男。






暗い夜と月だけが、

生きている証拠だった。










※加筆、修正中(5/24...p63まで完了)


※性的、暴力的、流血等表現があります。

苦手な方はご遠慮ください。

また、それらを推奨するものではありません。

ご理解の方、よろしくお願い致します。