こんなに世界は狭いんだ

作者うい

ガンと診断された青春真っ盛りの男子高校生、朔と、「余命断病」にかかっている、香夜。互いに命の大切さを教え合う、ちょっと不思議な悲しいラブストーリ


「私には、もう未来がない」


「だから今を楽しまなきゃ」


彼女の心と瞳は輝きに満ちていた

そう俺には見えていただけだった


俺が叶えてあげる


俺の人生をかけて

君の願いを


このちっぽけな世界の中で

最上級の願いを