“わたし”はあなたに出会えた。
偶然という、センチメンタルな言葉はいらない。




あなたの生きる世界は遠いけれど、わたしたちの呼吸がかさなった夏があった



誰にもさらされない、傷ついた空のような秘め事だった



いつかあなたと川面にうつる灯りをながめるような、そんなやさしい日々がくるのを夢にして眠る―


明日は、あなたに会えるだろうか