ある日、私の平凡な人生は幕を閉じた。
「やっと見つけました。紗奈お嬢様」
「私、お嬢様じゃなぁぁい!!」
バイバイ…私の一般生活…。





ある日突然、私はお嬢様になった。





「姫、お迎えにあがりました」


サラサラとした髪の毛を銀色に染めた執事。




「おい、もう二度と俺の前に来んじゃねぇ」


思いやりという言葉がぶっ飛んだ赤髪の少年。




「へぇー…で?」


クールな彼は、ボディーガード。




「俺そういう怯えたような目、大好き」


イケメン黒王子は……婚約者!?







「もう限界!あたし家出する!」






甘々お嬢様生活が今、始まった。



どうかお願いだから

もうこれ以上、甘い声で囁かないで…。