嘘を溶かす冷たい言葉。

作者ひとひら。

自分に嘘を付き続けて高校生になった郁と郁の事を毛嫌いする永岡先輩。郁を傷付けている筈の先輩の言葉は何故か優しくて、郁の心の嘘を次第に剥がしていくーー。




私が私を守る方法。



それは自分に嘘を付く事。



ありのままの自分をさらけ出す事が何よりも怖かった。



だから自由に生きる貴方が羨ましくて、苦手だった。