氷の令嬢と太陽少年。

作者真代凛月

氷の令嬢と呼ばれている感情を捨てた千代と、太陽少年の優汰のお話。





氷の令嬢



彼女がそう呼ばれ出したのは、彼女が笑わなくなったから。



彼女がそう呼ばれ出したのは、彼女が感情を捨てたから。



「感情なんて、いらない。自由なんか……いらない」



氷の令嬢、西条 千代(せいじょうちよ)



「それは本当に本心なのか、西条」



太陽少年、佐久間 優汰(さくま ゆうた)



一つの出会いが千代を変えていく──。







貴方に逢えたから。私は変わった。

私の心の氷が暖かい太陽に溶かされた。













物語に出てくる、団体名や学校名などは実在されるものと全く関係ありません。