神水紋奈

720年の時を超えて
はじめは切ないラブストーリーなのかと思いました。
しかし、読んでいくうちに、様々なことが起こり、衝撃的な事実が明るみになっていきます。

どこか物憂げな印象を受ける少女・椎名、彼女が思いを寄せる少年・ハル、椎名に思いを寄せる雪路先輩、クラスメイトの川上君――複雑な人間関係を表現し、どうなるのかが気になって最後まで一気に読んでしまいました。

そして、途中から物語は一転、ファンタジーの装いを纏います。


大罪人だというハルの願い、それを受け入れる椎名。

そして、ハルと椎名の本当の関係とは――。


この複雑な物語を丁寧に描写されているため、誤字脱字が多いことが気になってしまったことが残念でした。

それさえ目をつむれば、とても楽しめる作品です。

ぜひ読んでみてください。