雪の舞い降る夜に【完】

作者Tommy

幻のように儚い白銀の中で、確かに君に、恋をした。



君に出会った季節が


また、巡る





幻のように儚い白銀の中で



確かに君に、恋をした






「冬は嫌いなんだ」



そう言った彼は


いつも、雪の降る夜にそこにいて



大切な誰かを


ずっと、ずっと、想っていた