この声が、枯れるまで。

作者もえ

幼馴染。

18歳。春。

長い物語が今、始まる。



いつからだろう?





こんなにも、苦しくなったのは。





いつからだろう?




こんなにも、悲しみが溢れてきたのは。





いつからだろう?




こんなにも、大好きだと思うようになったのは。





いつかだろう?




こんなにも、愛しく思えたのは。







そうか。




君に、出逢ってからだ。






「大好き、」と。




この声が枯れるまで、君に届けよう。