気付けば隣に、【完】※加筆修正予定

作者CHELSEA

どんなに想っても、届かない。
どんなに想われても、応えられない。



いつも隣にいた。


隣にいるのが当たり前だったはずの、最愛の人。


それはある日、突然。


私だけを残して、彼はこの世界を旅立った。


そんな彼がいない不鮮明な世界から、気付けば私を連れ出していてくれたのは。


今、彼と同じ「景色」を見ている、あなただった。






illusted by 粟見やも様