切ない絵本のような、二人の恋

 


色の無い世界で暮らす少女が、灰色の空を眺めていました。




青年は、窓の外からずっと彼女を見守っていました。



「あの子に、色を教えてあげたいな。」



次の日、青年は彼女に会いに行きました。