人間が
嫌いだった。
何もかもが大嫌いで
いつも視界に見えるのは曖昧な世界だった。
いくら人を好きになって告白しても必ずフラれた。
いじめられている友達を助けても逆にその子に怒られた。
テストで個人的にはいいと思った点数を親にみせたら笑われた。
私の夢を聞いた先生は大笑いして私の夢を貶して一瞬にして夢が懐抱した。
だから私は、
人間を愛する感情も…
人間に優しくする感情も…
人間を信用する感情も…
全てを私の中のゴミ箱に捨てた。
捨てたはずのゴミをもう一度拾おうなんて、思ってなかった。