類い稀な美貌を持つこころには黒い噂があった。”男好き””尻軽””顔だけの女”などと言われ続け、少女はなにもかもを諦めた。親友の暴行事件をきっかけに、進学校への推薦を取り消され、不良の巣窟とされる常崎高校へ入学。そこでも周囲の視線は冷たく自身を蔑んでいた。いつも通りの日常。遊戯の始まり。…もっと見る
――あの日、友情は脆くも散った。
そして、偽りの世界が始まった。
-桜燐篇-