でぶりんは怪獣だ。
カラダばかりが大きくなって
小さいまんまの翼がふたつ。
ほらね。翼があるにはあるけれど
どうにもこうにも飛べやしない。
家族や仲間はためいきついてこうゆうの。
「あーあ。大きくなりすぎたんだ。」
ってね。
『おれのこと、好きだった?』
『・・・こっちのセリフだよ』
※田中くんが出てくるまでは絵本チックです。最初の章『でぶりん怪獣』に至っては、どこかの小さい子どもが絵本『でぶりん怪獣ものがたり』を読んでいる・・・っていうイメージです。甘ずっぱさ要素は田中に託した(つもり)(つもり)