母親を早くに亡くし、まだ幼い妹たちのために小さな本屋で働く咲夜理。そこに客として来た紳士な男性と恋に落ちて…




「結婚してください」




そう言って彼は私の手にキスをした。

もちろん答えは決まっている。





「…はい!」




――2人は幸せだった。




けれど、私たちの人生を大きく左右する

あんな出来事があるなんて。




2人は知らなかった。






キーワード

純愛/別れ/死/切ない/恋愛/大人