幼いときに聞いた音。それはまさに恋の始まりを告げる音だった。

またその音に出会いたい。
長い片思いの末ようやく会えたのは、音を捨てた女の子だった。


孤独を感じる



いつか、どこかのおとぎ話みたいに、私にも真実の愛をくれる王子様はくるのだろうか。




真っ暗な心の中、微かに吐息で消えそうな程の光は存在していた。




この光が消えるのが先か



それともさらなる光を放つのか





音に導かれた2人が出会う




「お願いだから‥私の側に来ないで‥」


×


「俺が必要だろ?」





2015/09〜2015/10/13

完結