いつか、君へ

作者牧野

私の生涯の願いはただ一つ、この孤独な幼なじみが幸せになってくれることだ。



ふと気が付いた


この人は愛に飢えているのだと


同時に心臓が痛くなった


この人はこんなにも飢えているのに


それでも


私を愛してくれることはないのだと


その可能性は


この人がどれだけぼろぼろになろうと


永遠にやってこないのだと