恋とスペクトル

作者かづき

地味系男子雨森はいつも桂夏に突っかかる。「種類分けして見下してんだろ」胸が痛んだ理由は──


太陽光をプリズムに通すと、虹のような

連続した光の色の帯が出現する。

それは、可視光線がプリズムで屈折して

さまざまな色の光に分類されるからだ。

ニュートンはその連続した光の色の帯を

「スペクトル」と名付けた。




人間もまた、瞳を通して色分けする。

心の中で屈折させて相手の立ち位置を分類するのだ。