目が覚めた。


薄暗い部屋の中

何かに違和感を覚える。


首に感じる鈍い重み。



ソーっと首筋に手をやると

金属の冷たさが指に伝わってきた。


ここは…どこ?


薄暗さに目が慣れてきたその時

あたしは目の前の現実に硬直する。



目の前に置かれた鏡。




ーーーそこには首に鎖を繋げられたあたしがいた。