結局親には逆らえない。これからもきっと。でも最後の我儘。あと少しだけ自由でいさせて。30歳になったら結婚するから―――。そんな決心を鈍らせたのは年下の男だった。
自由でいられるのもあと少し
優等生だった私は
大人になっても結局変われない
そんな私の日常を一変させたのは
顔見知りだという若い男
天使か
天使のような顔をした悪魔なのか