最寄交番に務める蓮見さんは
「蓮見さん!私の落し物届いてません?」
「毎日毎日、物落としてんじゃねぇよ」
どうやら私を面倒に思っているらしい
「蓮見さん!次のお休みはいつです?」
「プライベートにまで突っ込んでくんな」
そんな彼が振り向いてくれる可能性は
「蓮見さん!お久しぶりです!」
「……っ、」
「お!良かったな、蓮見。
香恵ちゃんが来なくなってここんとこお前、
ずっと上の空だったもんな?」
!!!
もしかして、
ゼロ……じゃない!?
私のスキな警察官(ひと)
「キス、したくなったって言ったんだよ」
彼の言葉は、時に思わせぶりで私を惑わす。
【この物語は全てフィクションです】