幽霊先輩と、恋探し。

作者ザキ子

「私、コイがしたいの!」――――そう言って現れたのは、死んだはずの先輩だった。
幽霊×人間の切ないほのぼのラブストーリー。






俺のぽっかりと空いた穴に、光をくれたのは君だった。





「紀田くんはどうして私が見えるの?」




それは俺が聞きたい質問です。




「紀田くんが野球してるとこ、見てみたいなあ」




それは無理なお願いです。




「紀田くんとデートに行きたいです!」




それくらいなら…いいかもしれない。






そんなゆるい幽霊と一緒に、





今日も今日とて、恋探し。