栗栖ひよ子
猫と飼い主、両方の視点
本当に可愛くて、あったかいお話!!
猫の、「ムニエル」や「ナガグツ」といったネーミングも、実にチャーミングで、作者様のセンスを感じます☆
このお話の特徴は、同じストーリーが、猫のムニエルと、飼い主、両方の目線で語られる、ということ。
最初、ムニエルの章を読んでいるだけでは分からなかったことが、飼い主であるご主人の章で、「ここはこういう風に考えていたのかー!!」という発見があるのがとても楽しかったです!!
猫と人間は言葉が通じないから、ムニエルの言葉や行動に対して、ご主人がとんちんかんな受け答えをしているのが、ほのぼのと笑えました(笑)
なのに、大切なところは、ちゃんと思いがが通じあっているんですね。
言葉が通じなくても、大切に思っているのは一緒。
そんなことに気付かせてくれた作品でした。
猫好き、ほのぼのとした作品が好きな人はご一読を!
きっとお気に入りの作品になりますよ。