田舎町に暮らす成海はいつもやんちゃばかり。その友人の千花は呆れつついつも成海の傍にいた。
成海くんは私が困ると、元気つけるようにすぐに笑った。
「また怪我したの…?」
「ん?こんなの怪我のうちにはいんねぇって」
歯を見せて笑う、子供みたい。
「手当てするから…こっち来て」
でも私もその笑顔を見ると、どうしても安心してしまう―――――。