何かおかしくないですか?①

作者ゆきか。

私は関東最大の暴力団組長の娘…の側近Aである。皆から溺愛される姫の元に、ある日少女が現れ、姫の居場所を奪っていった。悪女と呼ばれ嘆く姫のため、私は奮闘するが…








結奈お嬢様、幸せになって下さい。




貴女が笑い、愛されるのなら、私は何に代えても貴女を守ります。




貴女が《悪女》になったって構わない。




私を見捨てても構わない。




貴女になら裏切られても構わない。





だから、幸せに。


どうか、幸せに。






最高の笑顔で、私を奈落の底に落として下さい。





貴女の幸せを誰よりも願います。